(この記事は花はなの里ホームページで2005年10月に書かれた記事を転載しています)
われ先にとちっちのおっぱいにしがみつく子猫達。
産毛もうっすら生え揃い
それぞれの模様がはっきりしてきたが、ちっち似の茶トラ柄の子がいない!
全員白ベースの黒ブチ&とらブチ模様!でも間違いなくちっちの子供達だ。
「そろそろ名前をつけてあげなくちゃ・・」
と改めて子猫達を見たが・・・
考えれば考えるほどむずかしい!
「よーし!呼びやすい名前にしよう」
長男は折り目正しい「コーちゃん」長女は目の下まで真っ黒の仮面を被った
仮面の「カッちゃん」次女はモンシロチョウのように黒い斑点模様が二つ
モンシロチョウの「もんちゃん」確かにセンスに欠ける名前だが「呼びやすくて
いいじゃない!」と言うわけで三日悩んで五分で決定した。
夫と子供は
「えぇ〜と・・この子は仮面のカッちゃん!・・でこの子はモン白蝶のもんちゃん
長男のコーちゃん」模様を見ながら名前を確認・・「いい名前だね!」
笑っていた。ちっちも嬉しそうにやさしい目をして私を見あげていた。
ある日買い物から帰った私はいつものように真っ先にちっち達のベッドに直行!
「あれ〜!チッチと子猫がいない!」
と叫ぶと買い物袋をさげたままその場に
仁王立ちだ。それから家中ドタバタ探し回る私に息子が
「僕の部屋で
子猫の鳴き声がするよ」
「ミャーミャー」
鳴き声をたどると、なんと息子のタンスの
裏に親子でスッポリ納まっているではないか!
「ちっち、どうしたの?」
私がのぞくとちっちは上目づかいで
「アラッ!見つかっちゃった?」
ちょっと迷惑そうな表情だ。おせっかいな私はチッチと子猫をもとのベッドに
戻した。
でも次の日も、また次の日もチッチは子猫達を銜えてタンスの裏へ
・・・それが猫達の習性と知るまで私とチッチの追いかけっこが続いた。
「ゴメンネ、ちっち!今のちっちにはこの場所が安心なのね。」
やがてまん丸い可愛い目が開き、ちっちとの信頼関係を取り戻した私は
やっとちっちファミリーと並んで眠る事ができるようになった。
私の動きを目で追う子猫達!お乳ののみっぷりのいい「コーちゃん」と
いつも押しのけられてお腹いっぱいお乳がのめない「もんちゃん」では
体の大きさにずいぶん差があるがどの子も順調、元気に育っている。
そして何よりちっちに似て「どの子もかわいい!」
ちっちも私とのかくれんぼを止めて今度は躾に忙しい様子だ。
子猫がイタズラをするとノドのところをガブッとかんで「イケマセン!」
そのあとペロペロなめて「いい子いい子」チッチは子育て上手な賢いママだ。
思わず「私の子育てはどうだっただろう!」と反省させられる事もあった。
日に日に活発に動き回りおっぱいをねだる子猫達にさすがのちっちも
お疲れの様子である。
「ちっち、ちっちに似てきりょう良しの子供達だね。」
幸せそうなちっちファミリー!見ている私達も幸せ気分にしてくれる・・
続く
ママ〜!おっぱいおっぱい〜
子猫をくわえてセッセとお引越し!
(あせって手ぶれしてしまいましたm(__)m)
子猫の世話に大忙し!
イタズラはダメよ!「ガブッ」躾もきびしいちっちママ